需要が高まっているエンジニアの職種の中で特に注目されているのは、Web開発とデータサイエンスだ。Web開発では、Webアプリケーションやモバイルアプリの開発が中心と言える。インターネットの普及によって、個人や企業がオンラインでサービスを提供することが一般的となった。それに伴い、Webやモバイルアプリの開発に関わるエンジニアの需要も高まっているのだ。
プログラミング言語としては、JavaScriptやPython、Javaが多く求められており、これらの言語を扱えるエンジニアはさまざまな業界から引く手数多だろう。また、クラウドサービスが普及していることも、エンジニアに新たなスキルが必要となる要因と言える。AWSやGCPといったクラウドプラットフォームを活用した開発能力が、多くの企業から高く評価されているからだ。

一方、データサイエンスの分野でも急速に需要が高まっている。データサイエンスとは、大量のデータから価値ある情報を抽出し、解析するための技術を指す。ビッグデータの時代を迎えている昨今では、その重要性がさらに増している。そこでデータサイエンティストは、統計学や機械学習などの知識を用いてデータを分析し、ビジネス上の意思決定に役立つ洞察を提供する仕事だ。特にEコマースや金融、ヘルスケアなどの業界では、顧客の行動分析やリスク管理、製品開発などにデータサイエンスが活用されている。
PythonやRといったプログラミング言語、データ分析ツールの習得がデータサイエンティストにとって欠かせないスキルだ。