エンジニアに学歴は必要ないと言う意見もあるが、分野によっては学歴を必要とする場合もある。それは、人工知能であるAIの開発や設計に関する場合だ。AIの分野は数学的な知識が必要になるため、学歴がないと採用が難しい可能性があるのだ。独学で数学を学ぶことは可能だ。
だが、独学で得た数学のスキルというのは、どこまで学んだのかを証明することが非常に難しい。知識を証明するには学歴が必要になるのである。そのため、エンジニアを目指す際は、進みたい方向が学歴を必要としている分野なのかどうかを詳しく調査した方が良いだろう。学歴が必要だった場合は、事前に大卒資格を取得するなどしておいて、学歴を求められた時のために備えておくことが必要である。

エンジニアに学歴が必要なのかどうかは、企業によって決まる場合も多々ある。それは、求人の多さだ。大企業になれば、求人も多く集まりやすい。その時に採用担当者が判断基準として、学歴を重要視するということがあるのだ。
それは、ただ単に学歴で判断しているというわけではない。学歴が高いとみなされる人間は、自己管理能力が高い人間であると判断されることが多い。自己管理能力というのは、自分のことを厳しく管理し、体調から毎日のスケジュールまでも自分で管理することが出来ると判断される傾向にあるのだ。企業が求めているのは、プロジェクトの仕事を理解し、自分の意思で仕事を進めていくことが出来る能力の持ち主なのではないだろうか。